「車を紫外線から守りたい…でも、カバーって本当に効果あるの?デメリットは?」
きっとあなたはカバーの購入を検討していることでしょう。
そんな疑問を持っているあなたへ、実際にカバーを1年間使ってみた感想をまとめました。
紫外線によるカバーの劣化を見た時は衝撃でした。
この記事では、1年使った私の視点で「メリット」と「デメリット」をまとめました。
これを読めば、あなたの車に合ったベストな紫外線対策が見えてくると思います。
ぜひ、最後まで読んでくださいね!
車を紫外線から守るならカバーは必須!1年使ってわかったこと
まず最初に思ったことは、「紫外線による車へのダメージは思った以上に大きい」ということでした。
購入後1ヶ月くらいのカバーの写真
購入後1ヶ月くらいのカバーです。
表面にシルバーの塗料のようなものが塗られています。
まだ劣化していないので、新品同様です。

1年経過したカバーの写真
次に、1年経過したカバーです。
特に、日差しが強く当たるフロント部分、ルーフ部分の塗料はほとんど剥げて、下地が見えています。
フロント部分
表面の塗料がほとんど剥がれて激しく劣化しています。

もう少し近寄ってみると、こんな感じです。

元のシルバーの塗料が剥がれているのがよく分かります。
カバーがなければ全部車が受けていたことになります。
ここまで激しく劣化すると、雨は全部素通りするので、防水性はなくなります。
そして、カバーを外すときに少し強めに引っ張るだけで簡単に裂けてしまいます。
ルーフ部分
フロント部分と同様で激しく劣化しています。

リア部分
一方で、日陰が多かったリア部分はほとんど傷んでおらず、新品と変わらない印象でした。
強めに引っ張っても、裂けることはありませんでした。

紫外線の影響って、こんなにも大きいです。
感想:1年で激しく劣化
1年で激しく劣化しました。
これだけの紫外線を全部カバーが受け止めてくれていたということです。
これを全部車が受けていたと考えると恐ろしいです。
そもそもカバーを購入しようと思った理由
私がカバーを購入しようと思った理由は、
車を購入後、1年くらいはカバー無しで青空駐車をしていました。
しかし、ある日、黒い樹脂部品が白化していることに気づいてしまいました。
車の塗装も樹脂なので、紫外線でどんどん劣化します。
このままだと車の見た目がみすぼらしくなるのでカバーの購入を決めました。
カバーのメリット・デメリット
カバーのメリット
紫外線対策でカバーを買いましたが、それ以外にもメリットはたくさんありました。
以下は、やってみたからこそ気づいた、思った以上の「隠れメリット」でした。
- 車を紫外線から守ってくれる
- 雨による水垢、汚れの付着がほぼなくなる
- 黄砂、花粉の付着がほぼなくなる
雨による水垢、汚れの付着がほぼなくなる
塗装色によっては雨の跡のシミが目立ちます。
そして、ルーフ部分にあるような溝に汚れがたまると、洗車が大変です。
黄砂、花粉の付着がほぼなくなる
植物の種類によっては、花粉で塗装にシミができたり、傷める場合があります。
その他
鳥の糞の付着、昆虫、例えばトンボが水面の反射と間違えて卵を産みにきます。
それにより、塗装にシミができる場合があります。
車に乗る前のカバーを外す作業は、ちょっと面倒ですが思った以上にメリットがあります。
洗車の回数が減ると、洗車費用や時間の節約にもなります。
なにより“キレイな愛車を保てる満足感”が大きいです。
カバーのデメリット
いいことばかり書きましたが、今度はデメリットについてです。
一番気になったことは以下の2点です。
- 風でカバーがバタつき、塗装面とこすれることでできるキズ
- 地面の小石がカバー着脱時に裏面に付着して、塗装面とこすれることによるキズ
これらは、以下のように工夫することで対処可能でした。
風でのバタつきの対処法
100円ショップで購入可能な
「ナイロンのロープ」で固定します。
- フロントガラスとボンネットの間の位置で、車の底面までロープを1周通して固定します。
- リアドア付近の位置でも、同様に固定します。
- フロントのナンバープレートに、その形状に沿って、カバーを食い込ませるようにキツめにロープで1周して固定します。
- リアのナンバープレートでも、同様に固定します。
ただし、4はリアバンパーの形状によっては、固定方法に工夫が必要です。
台風レベルでもない限り、普段はこの固定で全く問題ありませんでした。
カバーの裏面に小石を付着させない対処法
対処法と言うほどでもありませんが、
カバー着脱時にカバーの裏面(=カバーの内側の面で、車の塗装面と接触する面)を地面と接触させなければ小石が付着することはありません。
もう少し具体的に説明すると、
カバー着脱時、私は助手席側からカバーをめくり、運転席側へ向かって少しずつずらしながら、車からカバーを外して地面に置きます。
この時、カバーの表面を地面に接触するようにしながら外せば、裏面に小石が付着しません。
カバーの内側の面は、地面に接触しないようにしましょう。
もし付着してしまった場合は、小石と言えども塗装面とこすれることにより、傷がついてしまいますので注意してください。
他には、湿気の問題もあります。
カバーをすることで地面からの湿気が逃げづらくなり、サビなどの問題も出てきます。
私の場合は地面がコンクリートで、かつ通気性もよい場所なので問題ありませんでした。
駐車場が砂利、土で長期駐車する場合は送風機などの設置を検討してください。
1〜2週間に1回くらい乗る程度なら、少し面倒でもカバーをかけるメリットのほうが断然大きいです。
これからカバーの購入を検討しているならおすすめです。
まとめ|車を紫外線から守るにはカバーが効果的
1年間使ってわかったポイント | 詳細記事内リンク |
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紫外線によるカバーの劣化 | 実際の劣化写真はこちら |
車の塗装はしっかり守られていた | カバーがダメージを受けてくれた証拠 |
デメリットも工夫次第で回避可能 | 風対策や小石の防止策を解説 |
想像以上のメリットがあった | 洗車が減るなど嬉しい効果も |
1年間カバーを使って分かったことは、紫外線対策やそれ以外の効果は想像以上ということでした。
カバーがボロボロになるほど頑張ってくれていたおかげで、車の塗装は十分守られました。
私の使い方では1年くらいで買い替えですが、日当たりの程度により差は出ます。
車に乗る前のカバー外しがちょっと面倒というデメリットはあります。
しかし、洗車の回数も減り、塗装の劣化を防げるので、やっぱり使ってよかったと思います。
青空駐車で日当たりの強い場所に駐車している方は、カバーはおすすめです。